AI駆動開発完全入門を読んで

書評

私はWebエンジニアで、ChatGPTを部分部分で使ってるけど、AIを開発に取り入れるにはどうすればいいんだろうと思いながら過ごしてました。
そんな時にこんな本が出版され、ピッタリだなと思い早速購入してみました。
おすすめできる人や雑感を残します。
AI駆動開発完全入門 ソフトウェア開発を自動化するLLMツールの操り方

おすすめできる人

AIでの開発を体験したい人に最適かと思います。
実際にCursorエディタを使いながら、具体的なプロンプト等は記載されている通りに与えることで開発を体験できました。

具体的に作るもの

  • ブラウザ上で動作するゲーム(オセロ、2048)
  • 音楽配信Webアプリ

もちろんプロンプトを作る上での注意点やWebアプリとはといった解説もありますが、基本はアプリを作るための操作手順の解説がメインです

AIを駆使した開発の概観をざっと見渡せるので、私のようにこの分野の知識を体系的にさらって起きたい人には、最初の一冊としていい本だと思います。
勘所は掴むことができたので、他のツールにも挑戦しやすい状態となりました。

ただ自分でCursorなど取り入れてるという感度が高い人にとっては、既に知ってる内容が多いと思われます。(「入門」なので、当たり前ではありますが…)

またエンジニアでない人も、本書一冊で自分が作りたいものを作れる状態になるには難しそうです。

ゲームはまだしも、Webアプリは構成が複雑になることから、LLMに与えるプロンプト等も工夫が必要になってきます。
本書ではその構成やプロンプトは既に著者によって作成されているものをそのまま入力するような形ですから、その辺りを学ぶには情報がまだ足りないのかなと思いました。

その他雑感

  • アプリを作る上で与えているプロンプトを見ると、やはり仕様や背景情報をわかりやすくまとめておくことが、出力精度の決め手になってくる。
    • そのまとめをある程度LLMに任せるのもコツ。
  • あまり多くのことをエディタにやらせすぎない。細かく区切る。
    • API使わずに画面実装→API実装→繋ぎ込み のような流れで
    • 特に既存機能の改修を含む場合は特に気をつける。
      • テストコードはAIに積極的に任せて書かせていきたい。
  • 例えば「他のソースと同じように実装する」といった文脈は、明示して指示する必要あり。
  • Cursorの使い方が把握できた。
    • VSCodeからフォークされたエディタなのでそもそも使いやすい。
    • ソースコードや仕様の背景情報を渡すのが楽でいい。
  • 画像生成や音楽生成のAIツールを扱うページがあり、触ってみるいい機会になった。
  • こういったLLMの実践本を読んだのは本書が初めてだったが、もちろんLLMの出力内容が毎回異なるわけなので、それを加味しながら本を作るってとても大変なんだろうと思った。
    • Web記事なら修正できるけど、本は簡単に修正できない。
  • 次はよりAIを自律的に動作させることをコンセプトに置かれた、Cline、Replitあたりを触っていきたい。
  • プロンプトエンジニアリングについても一通り押さえておきたい。
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